与信情報から年収はばれる

クレジットカードやカードローンの申し込みには年収を記入する欄があります。キャッシング枠の設定をしなければ収入証明を送る必要がない会社も多いことから、多少盛って書いてもばれないだろうと思う人もいるかもしれませんが、実はそうではありません。特に他の会社でカードローンやキャッシングの利用をしている人は、おおよその収入を把握される可能性があるので注意しましょう。与信情報自体には個人の年収は書かれていません。

しかし貸金業者からの借り入れは年収の3分の1以上を越えてはいけないという総量規制があるため、貸金業者の契約額を3倍すれば年収がわかってしまうのです。総量規制は1社だけのものではなく、他社の借入残高も合算して行われます。1社での契約額が50万円を超える場合、もしくは他社の借り入れ金額の合計が100万円を超える場合は収入証明の提出が義務付けられています。他社で借り入れをしている人はキャッシング枠の設定をすると、収入証明が必要になることもあるので、あとからキャッシング枠を設定して収入証明を提出したとき、申込時の年収と大きな差があると信用を失う危険もあります。

他社借入額のように、与信情報に記録されていて、うそをつけばすぐにばれてしまう情報もあるため、申込書の内容は間違いがないように正しい情報を入力するようにしなくてはなりません。また、申込先が銀行系のカードの場合、銀行の口座情報からおおよその年収を把握することも可能です。特に給与の振込先としている金融機関では細かな情報まで握られているので、うそをついてはいけません。与信情報に問題がなくても、うそをつく人物だと判断されると審査に落とされることもあります。

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