与信調査の必要性や調査するタイミング

与信調査を実施することで取引先の信用度合いの把握ができますが、実施せずに取引を始めると相手先企業の経営状態が悪化している場合それを見抜くことができないので、売掛債権の回収が困難になったり回収が不可能になることも少なくありません。売掛金の入金が行われない場合でも仕入れ先への支払いは毎月のように発生するわけですから、キャッシュフローが悪化して税金や仕入れ先への支払いができなくなり、それを延滞してしまえば会社のイメージダウンにも繋がるなどの悪影響が予測されます。さらに、キャッシュフローの悪化で資金繰りが悪くなると金融機関からの融資を受けたとき、利息の負担が重くなり返済がますます困難な状況に陥ります。売掛債権が未回収になっている取引先が倒産すると、回収の見通しがなくなるので最悪の場合連鎖倒産などのケースもゼロではありません。

仮に、自社が黒字経営の場合でも売掛債権の未回収が多数重なることで資金繰りが悪くなって倒産してしまうなど与信調査はとても重要であることがわかるのではないでしょうか。与信調査は、新規取引先企業の支払い能力の有無を調べることになるので、与信調査を行うタイミングは取引を検討する企業が見つかった段階です。ただ、経営は途中で悪化することもあるので、必要に応じて定期的な与信調査は必要になります。例えば、継続的に取引を続けている会社があるけど、その会社の経営が苦しいなどの情報を入手したときなどは調査すべきタイミングです。

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