ファクタリングの比較ポイントとして最も重要なのは手数料でしょう。手数料の相場は5%~25%程度とかなり開きがあります。場合によっては30%以上の手数料がかかることもあります。倒産寸前の会社など信用がない場合には手数料を高くしないとリスクが高すぎます。
そもそも、倒産する可能性が高い会社の売掛金は買取を断られることもあるそうです。複数の会社を比較して、できるだけ有利な条件で買取してもらえるところを選びましょう。もう1つ重要なポイントは、償還請求権(リコース)がついているかどうかです。償還請求権有りの場合、取引先の会社が倒産して債権を回収できなくなったら、そのリスクを利用会社が負います。
全額を支払わなければならないばかりか、すでに支払った手数料もかえってこないので最悪と言えます。会社が倒産することはめったに起きることではないものの、償還請求権の有無は気にしておくべきです。2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの二種類がありますが、どちらのタイプなのかも重要です。3社間ファクタリングでは手数料が安いですが、取引先の合意を得ないと契約できません。
取引先に資金操りが悪化していることを知られてしまうので、今後の取引に影響する可能性があります。その他の比較ポイントとしては、審査や振り込みまでのスピードも重要かもしれません。お金に困っている会社はできるだけすぐに現金がほしいところなのでスピードも気にするところですが、あまりこだわりすぎると選択肢が狭まるのでバランスが大切です。