ファクタリングとは売掛金を売ることで資金を得ることを言います。ファクタリングのファクターという言葉には要素という意味があり、要素を先に買ってしまうという意味から来ているとされます。ところでこの買うという感じには貝という漢字が使われています。これは昔、貝は金銭の代わりに用いられていたとされるところが来ているそうです。

何をもって価値のあるものとするかについては人それぞれだったといえるでしょう。ただし、貝をお金として扱うとなるとその価値の感じ方は人によって違うため、取引が上手くいかないという問題が発生することになりかねません。現金は価格がはっきりと設定されているので基本的にはこういった問題が発生しませんが、為替レートによって変わるので不変ではないといえるでしょう。つまり、お金とは絶対的には価値が決まっているものの、相対的には価値が定まっていないということになります。

ファクタリングは資金繰りに苦労している企業にとってはまさに救世主ともいえる存在です。買い取った側としても借金が返済されなければ、売掛金を現金化すればいいだけなのであまりリスクもありません。ただ、余裕のある企業の場合はファクタリングを利用することをおすすめしません。この資金調達方法はどうしてもコストが高くかかってしまい、経営を圧迫する可能性があるからです。

ピンポイントで活用する分には便利な方法なので上手く使うことが重要といえるでしょう。